健康ブログ
ダイエット中に意識すべきは体脂肪率と筋肉率について
トレーナーコラム
2023.08.05
ダイエットをしていると必ず行う体重を測定しますが、「体重が減った」ということをダイエット成功の基準として持っていらっしゃる方が多いと感じています。
しかし、ダイエット中の測定で重要なことは体重を減らすことだけではありません!
体重が増えたり減ったりで一喜一憂していることはないでしょいか?!
今回はダイエット中に重要な要素である体脂肪率と筋肉率について、身体の専門家の視点から詳しく解説いたします。
.
【意識すべきは体脂肪率と筋肉率】
ダイエットを行う際に注目すべきポイントは、体脂肪率と筋肉率です。
これらの数値は身体を構成する体組成を示していて、身体の健康とパフォーマンスに直接影響を与えている重要な指標となります。
.
ダイエットは単に体重を減らすだけではなく、体脂肪を減らして筋肉量を維持または増加させることが理想的です。
体脂肪率は全体の体重に対して脂肪の割合を示す指標です。
一般的な健康の範囲は性別や年齢によって異なりますが、一般的に男性の場合は15~20%、女性の場合、20~25%が健康的な体脂肪率とされています。
体脂肪率が高いと肥満や健康リスクの増加につながる可能性があります。
.
体脂肪率はいくつかの方法で測定できます。
一般的な方法には皮下脂肪を計測することができますが、KENKOUYAではInbodyという測定機を使って筋肉量・タンパク質・ミネラル・体脂肪を定量的に分析します。
.
⭐︎ 短期型と継続型 それぞれのパーソナルトレーニングジムの特徴⭐︎
体脂肪率が高いと心血管疾患、糖尿病、高血圧などの慢性疾患のリスクが増加します。
また、肥満によって運動能力や日常生活の動作が制約されることもあります。
ダイエットの目標は健康的な範囲の体脂肪率に戻すことで、健康と生活の質を向上させることです。
.
筋肉率は全体の体重に対して筋肉の割合を示す指標で、筋肉率は個人の体格や運動レベルによって異なりますが、一般的に男性の場合は体重の30%以上、女性の場合、25%以上が健康的な筋肉率とされています。
筋肉率の向上は、代謝の向上や身体の機能性向上につながります。
.
【筋肉率を意識する理由】
筋肉はエネルギーを消費する代謝活動に重要な役割を果たしています。
筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、ダイエット後もより多くのカロリーを消費しやすくなります。
また、筋肉は身体の安定性や姿勢をサポートし、スポーツや日常生活でのパフォーマンス向上にもつながります。
.
改めて、ダイエット中に体脂肪率と筋肉率のバランスを意識することが重要です。
体重を落とすことにフォーカスしたダイエットは筋肉を落としてしまうリスクが高く、リバウンドしやすいカラダになってしまう可能性が高くなります。
バランスの取れた食事と運動プランを立て、体組成の変化を定期的にモニタリングすることで、健康的なダイエットを実践しましょう。
.
健康的な体脂肪率を維持することで慢性疾患のリスクを低減し、より健康な生活を送ることができます。
また、筋肉率の向上は代謝の向上やパフォーマンスの向上に繋がります。
バランスの取れたアプローチで体脂肪率と筋肉率の改善を目指し、健康的なダイエットを実践しましょう(^ ^)/
.
.
おすすめ記事
-
トレーナーコラム
根本的解決チームを目指して
2017.10.18 Written by 田村 繁光
今度の講演資料の本格的な作成。セミナーなんかしたらよりたくさんの人に喜んでもらえるし、プレゼンや説明は得意な...
-
トレーナーコラム
ヒップとバストの引き締めは姿勢が変われば変わる
2022.11.10 Written by 田村 繁光
ヒップやバストの垂れ下がりは多くの人にとって悩みの種ですが、姿勢を改善させることで垂れ下がりを解決するのに大...
-
トレーナーコラム
目標で行動は変わる
2018.05.01 Written by 田村 繁光
目先のことにとらわれて目標を見失うの事があると思います。 苦しい状況になると、習慣的な思考に陥りやすくなって...
-
トレーナーコラム
成長するには
2018.05.27 Written by 田村 繁光
トレーニングの法則の一つに“過負荷の原則”というものが存在します。 筋力アップや身体能力を向上させようと思っ...
-
トレーナーコラム
筋トレの原理原則に、意識性の原則
2019.10.24 Written by 田村 繁光
田村の肩トレ風景です。 筋トレで大切なのは身体を安定させて、狙っている筋肉へ負荷をかける事です。 重いもの...
-
トレーナーコラム
ストレッチポールを使ったストレッチ
2024.11.07 Written by 田村 繁光
ストレッチポールと言えば、ポールに寝転がってのストレッチをイメージされる方が多いかもしれませんが、他にも活用...