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長時間トレーニングが逆効果になる理由

トレーナーコラム

2024.10.27

早く筋肉をつけたい、早く効果を出したいという理由で長時間のトレーニングを行っていないでしょうか?

ボディビルダーやアスリートで長時間のトレーニングを行っている人もいますが、実際には逆効果となる可能性も指摘されています。

「長くトレーニングするほど効果が上がる」というのは一見理にかなっていますが、科学的には必ずしもそうではありません。

今回は、なぜ長時間のトレーニングが逆効果になるのか、その原因と適度な運動量を見つける方法について詳しく解説します。

長時間トレーニングが逆効果となる理由

まず、なぜ長時間トレーニングが逆効果となるのかについてお話していきます。

いくつかの科学的な理由が挙げられますが、主なものは以下の通りです。

①筋肉の分解

長時間トレーニングを続けると、身体はエネルギーを供給するために筋肉を分解してしまう可能性があります。

特に筋トレのように高強度の運動を長時間行うと、グリコーゲンと呼ばれる貯蔵しているエネルギーが枯渇してしまい筋肉を分解してエネルギー源にする「カタボリック状態」に入ることがあるのです。

この状態になると筋肉の成長が阻害されてしまい、筋肉量がつきにくい原因になります。

②ホルモンバランスの乱れ

過度な運動は、体内のホルモンバランスにも影響を及ぼします。

特にコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが増加しやすくなります。

コルチゾールの増加は、筋肉分解を促進するだけでなく、身体の回復力を低下させ、免疫力の低下を引き起こすこともあります。

したがって、長時間の運動によって体が疲弊し、体調を崩すリスクが高まるのです。

③回復力の低下と怪我のリスク

長時間トレーニングを続けると、筋肉や関節にかかる負担も増えます。

長時間トレーニングを続けると身体への負担が大きい状態になるので、筋肉や関節の修復が追いつかず、筋肉や関節に慢性的なダメージが蓄積されます。

結果として、怪我のリスクが高まるのでトレーニングが継続できなくなる可能性があります。

適度なトレーニング量がもたらす効果

逆に適度な運動量を守ることで身体は効率よく成長して、より効果的な結果を得ることができます。

では、どのような運動量が適度とされるのでしょうか?

その前に適度なトレーニング量がもたらす効果について見ていきましょう。

①筋肉の成長と回復

適度な運動量であれば、筋肉は十分な刺激を受けながらトレーニング後の休息によってしっかりと成長します。

筋肉の成長には「超回復」と呼ばれるプロセスがあり、トレーニングによって傷ついた筋繊維が修復される過程で強化されます。

このように適度なトレーニングをすることで回復サイクルが円滑に行われることで、持続的な筋肉の成長が見込めるのです。

②ホルモン分泌の最適化

運動量を適度に保つことで、テストステロンや成長ホルモンといった筋肉増強に役立つホルモンが適切に分泌されます。

長時間のトレーニングはコルチゾールの分泌を増加させてしまいますが、短時間の集中して適度なトレーニングを行うことでこれらの筋肉増強を促すホルモンの分泌が促進されます。

結果的に、効率的に筋肉が発達しやすくなります。

③怪我のリスク軽減と継続的な成長

適度なトレーニング量を守ることで、筋肉や関節にかかる負担を軽減させることができるので怪我のリスクも低くなります。

また、無理なくトレーニングを続けられるので、長期的な視点で見ても持続的に成長できる可能性が高くなります。

効果的な運動量を見つける方法

では、どのようにして適度なトレーニング量を見つければよいのでしょうか?

ここでは、効果的な運動量を見つけるための具体的な方法を紹介します。

①トレーニングの目的を明確にする

まずは、自分がトレーニングを行う目的を明確にしましょう。

筋肉を増やしたい、体脂肪を減らしたい、持久力を高めたいなど目的に応じて最適な運動量は異なります。

例えば、筋力向上が目的であれば、短時間でも高強度のトレーニングが効果的です。

逆に、持久力の向上が目的であれば低強度の有酸素運動を適度に取り入れるなど、目的によって内容を変えるようにしましょう。

②個人差を考慮する

適度な運動量といっても、体力や性別など個人差があります。

体質や体力、生活習慣などによっても適切な運動量は変わってきます。

そのため、無理なく行える範囲でトレーニングを行い、自分の体の反応を観察しながら調整していくことが大切です。

③記録をつける

トレーニングの内容や頻度、身体の変化を記録することで、適度な運動量を見つけるための手助けになります。

例えば、疲労感や筋肉痛が長引くようであれば、運動量が多すぎる可能性があります。

反対に、筋肉の成長やパフォーマンスが上がらない場合は運動量を増やす必要があるかもしれません。

④専門家のアドバイスを受ける

ご自身でトレーニング量が適切かどうか判断するのは難しいこともあります。

そこで、パーソナルトレーナーなどの専門家に相談することで、効果的なアドバイスを受けることができます。

特に初心者や怪我のリスクを避けたい場合には、専門家のサポートを活用することをおすすめします。

まとめ

長時間トレーニングは一見すると効果的に思えるかもしれませんが、実際には筋肉の分解やホルモンバランスの乱れ、怪我のリスクを高める要因になり得ます。

一方で、適度な運動量を守ることで、筋肉の成長やパフォーマンスの向上、そして怪我のリスク軽減など、さまざまなメリットを享受することができます。

無理のない範囲でトレーニングを楽しみながら、持続的な成長を目指しましょう(^ ^)/

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