健康ブログ
スポーツジムの継続率向上を目指してジムが続かない原因とその対策
トレーナーコラム
2024.08.29
健康づくりや体力向上を目指してスポーツジムに多くの人が入会しますが、継続できている人の割合は必ずしも高くはありません。
実際、ジムに通い始めた人々の多くが数か月以内に通わなくなってしまったり、やめてしまうというデータもあります。
このようなデータはジムの運営側にとっても、ジムを利用する人にとっても全く望ましい結果ではありません。
本記事では、スポーツジムに通って継続率を向上させるために、ジムが続かない主な原因とその対策について詳しく解説します!
目次
スポーツジムの継続率の現状
スポーツジムの継続率に関する統計は地域や調査機関によって異なりますが、多くのジムで3ヶ月継続できる人は約37%、1年間継続できる人は約4%程度と言われていて、入会者のほとんどが1年以内にジム通いをやめてしまうということになります。
このようにジムを続けて通える人は実は少なく、スポーツジムに通う人のほとんどが継続率が低いということが問題となっています。
ジムが続かない原因
①モチベーションの低下
新しくジムに入会した際は、ダイエットや筋力をつけたいなどの目標に向けてモチベーション高い状態です。
しかし、数週間または数か月経つと、効果が感じられなかったり、面倒くさくなってしまったり日常の忙しさからモチベーションが低下して通う頻度が減少してしまいまうパターンが多いかと思います。
②時間的な制約
多くの人は仕事や家事、育児などで忙しい日々を送っている人が多く、期間が経つとジムに通う優先順位が低くなって日々の時間を優先してしまい、ジム通う時間を確保するのが難しくなります。
特に、一時的に忙しい期間があった時にジムに通う習慣が抜けてしまい、そのままフェードアウトしてしまうこともあるかと思います。
③効果が見えにくい
ジムでのトレーニングは一朝一夕で効果が出るわけではなく、ある程度の期間が必要になるのと個々の目標や体質により成果が現れるまで時間がかかることがあります。
すぐに結果が見えないことで、努力が報われないと感じてしまい、やる気を失ってしまう人が多いです。
④トレーニングプランの不足
初心者にとって、適切なトレーニングプランを立てるのは難しいことです。
何をどうやって行えば良いのか分からないままトレーニングを続けると、効果的な運動ができず、結果が出にくくなります。
⑤孤独感やストレス
一人で黙々とトレーニングを続けることが苦手な人や、周囲の視線を気にしてしまう人は、ジムでの運動がストレスになってしまうことがあります。
ジムの継続率を向上させるための対策
①パーソナルトレーニング
専属のトレーナーが個々の目標に合わせたトレーニングプランを組んで、定期的にフィードバックを行うことで利用者のモチベーションを維持しやすくなります。
また、トレーニングの効果を感じやすくするために、インボディで筋肉量や体脂肪率の変化だけでなく、見た目を写真撮影するなど様々な目線から成果を見える化することも重要です。
②24時間営業のジムやオンラインクラス
利用者が自分の好きな時間帯や自分のペースで通えるように、24時間営業のジムに足を運んでみたい予約不要で参加できるスタジオレッスンを受けるのも有効です。
また、オンラインできるトレーニングを行うこで自宅や出先でもトレーニングが可能となり、時間的な制約を緩和できます。
③コミュニティの参加
ソーシャルイベントやグループレッスンを受けるすることで、ジム内やコミュニティ内で、お互いが励まし合えたり声を掛け合える環境もオススメです。
友達や仲間と一緒に運動することでモチベーションがアップしやすくなるので、ジム通いの継続率向上の効果があります。
④進捗チェックとフィードバック
定期的に進捗チェックをして評価を行って、自分のトレーニング効果についての効果を確認することで、自分の努力の成果を確認できることができます。
効果が出ているのが目に見えてわかることで、トレーニングの効果をより実感しやすくなり、モチベーションの維持につながります。
⑤初心者向けのプログラム
パーソナルジムやスポーツジムで、初心者向けのオリエンテーションや特別なクラスを受けることで、トレーニングの基本を学ぶ機会を作りましょう。
何をすれば良いかわからないという状態が一番のストレスになるので、基礎基本を抑えておきましょう。
⑥集中できる環境作り
自宅など自分が集中できるスペースを確保したり、スポーツジムやパーソナルジムに通うなど、ご自身に合った集中できる環境づくりを目指しましょう。
また、トレーニングウェアやシューズ、イヤホンなどの身につける物にも工夫をして、モチベーションがアップする雰囲気を作り出します。
まとめ
スポーツジムを継続して利用するためには、利用者のニーズに対応したアプローチが必要ということをご説明させていただきました。
今回のような工夫によって、より多くの人々がジム通いを続けられる環境を作ることができるかと思っております。
これらの施策を取り入れて、満足度を高めながら継続率を高めることを目指しましょう(^^)/

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